「CADの仕事って、資格がないとできないのかな?」
「未経験だけど、将来CADオペレーターとして働きたい!」
そんな疑問や不安をお持ちの方へ、
今回はCADの仕事に資格は必要なのか?をわかりやすく解説していきます。
初心者さんにも安心して読んでいただける内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
◆ 結論!CADの仕事に資格は【必須ではありません】
まず一番大事なポイントです。
CADの仕事をするのに、資格は必須ではありません!
実際、現場で働いているCADオペレーターさんの中には、無資格でもしっかり活躍されている方がたくさんいます。
CADは“技術職”の一種なので、「スキル」や「実務経験」が何よりも大切。
極端に言えば、図面を正しく描ければ、資格がなくても問題ないのです。

私もCADの資格は一切、持っていません。実務経験のみでオファーをいただいています。
◆ でも資格があると、有利になる場面も多い!
「じゃあ、資格は取らなくてもいいの?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、資格があることで得られるメリットもあります。
以下のようなシーンでは、資格を持っていることがあなたの強みになりますよ♪
シーン | 資格のメリット |
---|---|
求人に応募するとき | 資格を持っていれば、未経験者でも「基礎スキルがある」と評価されやすい |
スキルの証明がしたいとき | ポートフォリオがなくても、一定レベルの知識や操作力をアピールできる |
キャリアアップしたいとき | より専門的な業務(建築、設備、機械など)にチャレンジしやすくなる |
特に、これからCADを始める方や、まったくの未経験の方にとっては、資格が安心材料になるのは間違いありません。
◆ 初心者におすすめのCAD資格はこれ!
CAD関連の資格はいろいろありますが、初心者さんがまず目指しやすいものをご紹介します。
資格名 | 内容 | 難易度 | 特徴 |
---|---|---|---|
CAD利用技術者試験(2級) | 2D CADの基本操作や製図のルール | ★★☆☆☆ | 初心者に人気!就職にも強い国家級レベルの民間資格 |
AutoCADユーザー認定資格(ACU) | AutoCADの操作スキルを証明 | ★☆☆☆☆~★★★☆☆ | AutoCADに特化。ソフトごとの認定試験 |
建築CAD検定試験 | 建築図面作成の技術を証明 | ★★☆☆☆ | 建築業界で働きたい方におすすめ |
機械・設備系CAD検定 | 設備図やJIS製図の知識が求められる | ★★★☆☆ | 工場・機械・インフラ系の企業で評価される資格 |
この中でも、「CAD利用技術者試験 2級」は知名度が高く、独学でも挑戦しやすいので、最初のステップにぴったりです♪
◆ 資格よりも大事なのは「実務スキル」と「やる気」
繰り返しになりますが、CADの仕事では「何ができるか」が問われます。
つまり、資格よりも、実際に図面が描けるかどうかが重要なんです。
たとえば、
- 建築図面が読める
- 配管や機械の配置を理解している
- 図面のミスに気づける
といった力は、仕事の中で評価される「実務スキル」。
資格はあくまで入り口であり、実務で使えるスキルが最終的には強みになります。

ちなみに私は41歳の時に、通信教育でJw_cadとAuto CADの練習をして(約2か月)、「実務経験ゼロでも可」という会社に、派遣社員として採用されたのがスタートでした。
ただ、知識も何もなかったので、いくら実務経験なしでOKでも、すごく苦労しました。
一度教えられたことは忘れないように、しっかりとメモをとり、当時は毎晩Jw_cadで勉強を続けていました。
◆ 資格取得は「学習のモチベーション」として使おう!
もしあなたが、
「自信がない」
「勉強の目標が欲しい」
「就職・転職を有利に進めたい」
と感じているなら、資格取得はとても良い選択です。
資格の勉強をすることで、
- ソフトの基本操作
- 製図のルール
- 業界用語や図面の見方
などが自然と身についていきます。
まさに、初心者が成長するきっかけとして、資格勉強は最適なんです♪
◆ ポートフォリオ作成も並行しよう
資格と並んで大切なのが、「ポートフォリオ(作例集)」です。
これは、あなたがどんな図面を描けるかを見せる作品集のようなもの。
たとえば、
- 住宅の平面図
- 設備の配置図
- 自分で描いた架空の図面
などをPDFにまとめておくと、就職活動やクラウドソーシングでもアピールポイントになります。
◆ 最後に:あなたにとって「資格は必要?」を考えてみて♪
【こんな方は資格を取るのがおすすめ】
- CAD初心者で、スキルに自信がない
- 未経験からCADの仕事を目指している
- 転職や就職で有利に進めたい
- 学ぶモチベーションがほしい!
【こんな方は資格なしでもOK】
- 実務経験があり、ポートフォリオもある
- フリーランスで実績が積みあがっている
- 実践的なスキルを優先して学びたい
◆ まとめ
CADの仕事に資格は必須ではないけれど、あると強みになる!
初心者さんが安心してステップアップするための手段として、資格はとても有効です。
迷っているなら、まずはCADに触れてみて、「どんな図面を描いてみたいか」をイメージしてみましょう。
そのうえで、必要に応じて資格を目指すのが、いちばん失敗しない方法ですよ♪

資格を取るための費用や時間がもったいないなら、
多少の苦労を覚悟で、実務の世界に飛び込んだほうが近道です。