こんにちは!
これからCADを始めてみようかな〜と思っている方に、今回は大人気の無料CADソフト「Jw_cad」について、分かりやすくご紹介します♪
「聞いたことはあるけど、どんなソフト?」「本当に無料?」「仕事にも使えるの?」
そんな疑問に、やさしくお答えしていきます!

このブログの記事には、
CAD初心者さんへのお勧めとして、何度も登場しているCADソフトですね!
Jw_cadってどんなソフト?
Jw_cad(ジェイダブリューキャド)は、建築・設備・土木などの図面を作成できる2次元CADソフトです。
もともとは建築業界向けに開発されましたが、現在では多くの業種や個人にも広く利用されています。
Jw_cadの魅力は、なんといっても「無料で使える」フリーソフトってこと!
しかも、フリーソフトなのに建設業界では知名度が高いCADでもあり、
建設業のCADの中では、もしかしたらシェアNo.1では?(無料ですが)とも言えるCADソフトです。
市販ソフトのように高額なライセンス料がかからないので、これからCADを学びたい初心者さんにもピッタリなんです♪

私もCADデビューは、Jw_cadでトレースをするお仕事でした。
Jw_cadは本当に無料なの?
はい、完全無料で利用できます。
Jw_cadは、有志によって開発・提供されているソフトで、公式サイトから自由にダウンロードできます。
商用利用も可能なので、「仕事で使ってもOK?」という方も安心して使えますよ♪
ダウンロード方法をカンタンにご紹介♪
Jw_cadは、公式サイト(https://www.jwcad.net/)から簡単にダウンロードできます。
▼ダウンロードの手順:
- 上記サイトにアクセス
- トップページにある「ダウンロード」メニューをクリック
- 最新バージョンのリンクをクリックして、インストーラーを保存
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール開始!
特別な設定は必要ありません。Windowsユーザーなら、ほとんどのPCでそのまま使えます♪
AutoCADとの違いは?どっちがいいの?
AutoCADは、アメリカで開発された世界的に有名なCADソフトで、多機能&3D対応が可能な有料ソフトです。
一方、Jw_cadは2D専門で軽量、そして無料。
比較項目 | Jw_cad | AutoCAD |
---|---|---|
価格 | 無料 | 高額(月額の場合8,800円/2025年時点) |
対応図面 | 2Dのみ | 2D・3D両方 |
対応OS | Windowsのみ | Windows / Mac |
学習難易度 | やさしい | やや難しい |
使用業界 | 建築・設備中心 | 全業種対応 |
初心者さんが「まずCADに触ってみたい」というときは、Jw_cadから始めるのがオススメですよ♪
Jw_cadはマウスの操作が独特
Jw_cadは、マウスの操作が独特です。
例えば「拡大」「縮小」
他のCADだとホイールで画面が大きくなったり小さくなったりしますが、Jw_cadの初期設定では、
・部分的に拡大したい場合→右クリック・左クリックを同時に行いながら、拡大したい箇所の範囲を決めて手を離す
・縮小したい場合→右クリック・左クリックを同時に行いながら、左上にドラッグ
・全表示したい場合→右クリック・左クリックを同時に行いながら、右上にドラッグ
など。他のCADソフトに馴染んでいた人は、最初はびっくりするかも知れません。
他にもいろいろありますが、ホント特殊。
ですので私は、Jw_cadを新たにインストールした後は、マウスのホイールで拡大・縮小ができるように設定しております。↓
また、素人でもカスタマイズしやすいソフトですので、アレンジして自分好みのCADソフトに作り上げることもできます。
面白いのが「線記号変形」という機能。
使用頻度の高い図面記号を作成したり、ネットから拾って登録したりして、作業効率をアップするのに役立っていました。
他には、「クロックメニュー」というものがあります。
よく分からないから使ってない…という人も多いようですが、これに使い慣れると、いちいちツールバーからアイコンを探さずに済むので、めちゃくちゃ便利でした!
反面、Auto CADのような「モデル空間」という概念はなく、1画面しかありませんので、基本は1図面1ファイルという形になります。
その点では、ペーパー空間を使い慣れた人には不便に感じるかも知れません。
でも高機能を求めなければ、無料とは思えないほど、すばらしいCADソフトです。
個人的には一番好きな2D CADです。
Jw_cadは仕事に使えるの?
はい、現場でもバリバリ使われています!
特に建築・内装・リフォーム・設備業界では、いまでもJw_cadを使っている企業がたくさんあります。
中小企業や地元の工務店、サブコン(設備工事会社)などでは、Jw_cadが主力ソフトというケースも少なくありません。
求人でも「Jw_cadが使える方歓迎!」という募集が多く見られます。

いま私が携わっている公共工事も、地元のゼネコンさんから受け取った設計図は、全てJw_cadデータです。
在宅ワークや副業にも使える?
最近では、図面作成の外注やクラウドソーシングでもJw_cadを使った案件が増えています。
たとえば…
- 建築設計事務所の図面トレース
- 設備図面の修正作業
- 図面のPDF化やレイアウト調整 など
自宅で作業できる案件もあるので、スキルがあれば副業や在宅ワークも十分可能です!
「子育て中」「シニア世代」でも、空いた時間で収入アップが目指せます。
他のCADソフトと連携できる?
Jw_cadは、基本的にはJWWやJWCという独自形式のファイルを使います。
ですが、DXF形式で保存・読み込みができるので、他のソフト(AutoCAD、Tfasなど)との連携もある程度可能です。
たとえば、AutoCAD形式(DWG)は直接読めませんが、一度DXFに変換することで、Jw_cadでも開けることがあります。
また、Jw_cadで描いた図面をPDFや画像に変換すれば、他のソフトやお客さまと共有することもカンタンです。
Jw_cadのファイル形式の違い
Jw_cadには、主に2種類のファイル形式が存在します。それぞれの特徴を理解して、適切に使い分けましょう。
1. JWW形式(.jww)
- 特徴:Jw_cadの標準ファイル形式で、レイヤー情報や寸法など、すべてのデータを保存できます。
- 用途:Jw_cadでの作図・編集作業を続ける場合に便利。再編集の際に、すべての設定や情報を保持したまま作業を再開できます。
2. JWC形式(.jwc)
- 特徴:Jw_cadの旧形式で、軽量でデータ量が少なく、他のCADソフトとの互換性が高いです。ただし、保存できる情報は少なめです。
- 用途:他のCADソフトとデータをやり取りしたい場合や、簡単な図面データの受け渡しに使います。
項目 | .jww 形式 |
.jwc 形式 |
---|---|---|
拡張子 | .jww | .jwc |
世代 | 新形式(Windows版) | 旧形式(DOS版) |
保存情報量 | 多い(レイヤー・寸法など) | 少なめ(基本図形中心) |
データ互換性 | Jw_cad専用 | 他CADソフトとやや互換性あり |
容量 | やや大きい | 軽量 |
推奨使用場面 | 編集・保存用 | データ渡し・簡易利用用 |
💡 ワンポイント解説:DXFってなに?
DXF(ディーエックスエフ)とは、「Drawing Exchange Format(図面交換フォーマット)」の略で、異なるCADソフト同士でも図面をやり取りできるように作られた共通のファイル形式です。

「互換ファイル」と呼ぶこともあります。
AutoCADやJw_cad、Tfasなど、CADソフトごとに標準の形式が違っても、DXFを使えば「図面の橋渡し」ができるんです♪
たとえば…
- AutoCAD → DXF形式で保存 → Jw_cadで開く
- Jw_cad → DXFで保存 → 他のCADソフトで編集
といったように、CAD間の「翻訳ツール」のような役割をしてくれる、とっても便利な形式なんですよ。
2D CADを使う場合は必須の知識です。覚えておきましょう!

私はいま、Tfasをメインで使っていますが、Jw_cad用にデータを渡す時は、jww形式に変換して渡しています。
TfasはDXFに変換しなくても、そのままファイルを開けますし、保存の際にも「.jww」や「.jwc」の拡張子を選択できます。
まとめ:Jw_cadはこんな人にオススメ!
- CADをこれから始めたい初心者さん
- お金をかけずに学びたい人
- 建築・設備業界に興味がある人
- 副業や在宅ワークに挑戦したい人
- 中小企業でCADの仕事を探している人
「無料で、使いやすくて、仕事にも使える」
そんなJw_cadは、CADの第一歩にピッタリのソフトです♪
Jw_cadの使い方は検索すればいくらでも表示されますし、Youtube動画でも見つかります。
まずは公式サイトからダウンロードして、実際に触ってみましょう!