CAD経験者向け|在宅で図面の仕事を始める方法【派遣でも可能?フリーランスとの違いも解説】実体験あり

CAD

こんにちは♪

これまでCADオペレーターとして働いてきた方の中には、こんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか?

  • 「そろそろ自宅で仕事ができたらいいのに…」
  • 在宅って、実際どうやって始めるの?」
  • 派遣でもできる?それともフリーランスにならないと無理なのかな…」
  • どのくらいのスキルがあれば通用するの?

今回は、そんなふうに
「CADの経験はあるけど、在宅は初めて」
という方に向けて、実際に在宅CADオペとして働いている私の体験談も交えながら、現実的な道のりをご紹介しますね。

私が在宅CADオペレーターになるまでの実体験

最初は副業でスタート

私が在宅で働くようになったのは、ひとつの大きなきっかけというより、いくつかの「ご縁」や「偶然の流れ」がつながった結果でした。

流れとしては…

  • 現場事務所で派遣勤務している時、出入りしていた商社の方から「副業で図面を描いてくれる人を探している設備会社がある」と声をかけられた。

  • 当時は、まだ「在宅で図面を描ける」と胸を張って言えるレベルではなかったのですが、「それでもいい、教えるから」と言っていただいて。思い切って副業を引き受けることに。

  • CAD用パソコンとTfasは貸与されて、私は本業が終わったあとに夜な夜な図面を描いていました。

  • 本業でも副業でも、とにかくガツガツ施工図を描いていたので、気がつけば図面を描くスピードも正確さも上がって、自然とスキルがついてきました。

コロナ禍で派遣契約終了になりフリーランスに

そして、転機が訪れたのがコロナ禍

派遣の契約が終了となり、あっけなくお仕事がストップ。
でもそのタイミングで、これまで副業として続けてきた図面描きの依頼が、「じゃあ今度は本業としてお願い」と切り替わりました。

その後はフリーランスとして、在宅で図面を描く日々がスタート。

フリーランスの身分のまま現場事務所に常駐して働く機会もあり、そこで次につながるご縁が発生!

その現場が終わりに近づいた頃、一緒に働いていた社員さんから「次の現場は他県だから、在宅でいいので図面を描いてほしい」と頼まれたのです。

これが完全在宅でCADオペレーターとして独立した大きなきっかけになりました。

今ではTfasを貸与され、パソコンは自前で用意しながら、完全に在宅で仕事をしています。

 

派遣でも在宅勤務はできる?

条件付きではあるが、チャンスはある

「フリーランスじゃないと無理なのかな?」と感じる方もいるかもしれませんが、実は派遣でも在宅勤務ができるケースはあります。

ただ、すべての会社が対応しているわけではないので、条件や環境が整っているかどうかは派遣先次第。

  • 初めは出社→ 慣れたら在宅に切り替えるケース
  • VPNで社内サーバーにアクセスするスタイル
  • 情報セキュリティが整っていれば導入可能な企業も多数

このような流れで在宅に移行することもあるので、「できるだけ在宅で働きたい」という希望があるなら、登録時や面談のときに希望を伝えてみるのもひとつの方法です。

私の体験談:東京の派遣求人で高時給の提案も!

私も仕事が途切れそうなタイミングで、派遣の求人に応募したことが何度かあります。

そのときに驚いたのが、東京の派遣会社から届く在宅勤務の求人は、時給設定がとにかく高いということ!

地元の求人だと、「この金額はちょっと厳しいです」と言われてしまうような時給でも、東京の派遣会社では“一般的な金額”として提示されることが多いんです。

それどころか、さらに高い金額を提案されることもあり、「えっ、これって夢じゃないよね?」と思わず聞き返したこともあります(笑)

私の場合、フリーランスですが時給制で報酬をいただいています。

派遣の場合は派遣会社の取り分があるため、どうしても実際に受け取る時給は抑えられてしまいます。

でもフリーランスだとその“中抜き”がない分、クライアントからの報酬がそのままダイレクトに自分の時給になるので、設定次第では高めに調整してもらえるんです。

とはいえ、派遣求人でも東京基準であれば、フリーランスに近い時給水準で提示されることがあるので、これは本当にありがたいなぁと感じました。

ただし…!

いくら在宅OKとはいえ、「月に数回は打ち合わせで来社してもらえる人」などの条件がついていることもあるため、地方在住の場合は、そこがネックになることもあります。

なので、派遣で在宅を狙うなら、「リモート100%かどうか」をきちんと確認するのが大事。
もし地元では見つからない場合は、東京などの求人もチェックしてみると、思わぬチャンスがあるかもしれませんよ。

 

在宅CADオペに求められるスキルとは?

在宅でCADの仕事をする場合、ただ操作ができるだけではちょっと足りないかもしれません。

在宅で求められる力は、主に次の3つです:

  1. 指示内容を自分で理解して、ある程度一人で進められる
  2. ファイル管理ややり取りがスムーズ(PDF変換やクラウド共有など)
  3. 責任を持って納期までにしっかり仕上げられる

現場で「相手の顔を見ながら確認できる」環境とは違い、在宅だとコミュニケーションが限定されるので、自走力と信頼性が重要になります。

 

実務経験者にオススメの在宅の始め方

では、CAD経験がある方が、在宅を目指すにはどう動けばいいのでしょうか?
おすすめのステップを簡単にまとめてみますね。

ステップ① クラウドソーシングに登録してみる

クラウドワークスやランサーズなどには、CAD図面のトレースやレイアウト変更、清書などの案件が多数掲載されています。

まずは小さな仕事から始めて、実績と評価を積んでいきましょう。

↓こちらの記事も参考にしてみて下さい。

ステップ② 仕事で使った図面をPDFで整理

在宅でお仕事を受ける場合、これまで描いてきた図面をPDFで整理しておくと、応募時や打ち合わせのときに役立ちます。

特に在宅の場合、先方とは顔を合わせたこともなければ、現場での働きぶりも知らないわけですから、「どのくらい描ける人なのか?」を図面で判断されることがよくあります。

実際、私も在宅派遣の応募時に、「これまで描いた図面を見せてほしい」と言われたことがあります。
でもこれ、なかなか難しいんですよね。

現場で使った図面は、たとえ自分が描いたものでも情報漏洩になる可能性があるので、簡単には出せません。
かと言って、求人応募用に急ごしらえで描いた図面では、どうしても内容がシンプルすぎて、自分の力量を判断してもらうには物足りないということも。

なので、時間に余裕があるときに、「面接用の図面」をあらかじめ作っておくのがおすすめです。

たとえば、過去に関わった現場をもとに

  • 自分なりにアレンジして描き直したり
  • ダミーの建物を想定して配管やダクトを通してみたり

ここまでの作図ができるという実力を伝えられるような図面を用意しておくと、いざという時に慌てません。

見せられる図面があるだけで、在宅採用の場面では大きなアドバンテージになりますよ♪

ステップ③ 周囲に“在宅対応できます”と伝える

元同僚や過去の取引先にさりげなく伝えるだけでも、案外「あ、そういえば手伝ってほしい案件があった」と声がかかることもあります。

思いがけないところからお声がかかることもあるので、人づてのチャンスは大切に

 

よくある不安とその答え

Q:在宅って孤独じゃない?

たしかに、ひとりで作業する時間が多いので、そのうち、社会から断絶されたような気持ちになって、少し寂しく感じるかもしれません。

でも、図面に集中していると意外とあっという間ですし、適度に休憩を入れればストレスも感じにくいです。

音楽を聴きながら働くこともできます♪

Q:目や肩がツラくならない?

長時間の作業は目・肩・腰にくると、仲間からは耳にしますが、私の場合は手首にきてます。(腱鞘炎かな?)

会社勤めだと社内を移動したり、図面以外の仕事が発生したりなどありますが、在宅だと、ただひたすら図面を描くのみ。

忙しい時は、トイレ以外に立つこともなく、ずっと座りっぱなしだったので、体重の増加が半端ないです(泣)

 

まとめ:在宅ワークは準備とタイミング次第で実現できる

在宅でCADオペとして働くには、たしかに少し準備が必要です。
でも、CADの実務経験があるなら、あとはその経験を「どう活かすか」次第。

  • 派遣のままでも
  • 副業からでも
  • 本業をしながら少しずつでも

どんな形からでも、在宅への道は作れます。

私も最初は不安だらけでしたが、今では「在宅という働き方」にとても満足しています。

通勤に振り回されず、自分のペースでしっかり働けるって、やっぱり心にも身体にもやさしいんですよね。

運動不足以外は

経験を積んでいる方なら、スキルはすでに持っているはず。
あとは、それをどう活かすかだけなんです。

  • まずは小さな案件からチャレンジしてみる
  • 図面の準備や実績作りをコツコツ続ける
  • 自分の“働き方の希望”を周囲にも発信しておく

すぐにフリーランスになる必要はありません。派遣のまま、パートのままでも、“在宅で働ける場面”を探していくことは可能です。

「今の働き方を少し変えたい」
そう感じているなら、まずは一歩だけ。
“在宅CADオペ”の可能性を、探してみませんか?

心から、応援しています。

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