こんにちは。
設備施工図を描く仕事をしている、還暦の在宅フリーランスです。
設備関連の仕事をしていると、最近よく耳にするのが Rebro(レブロ)。
3Dで配管やダクトが描けて、干渉チェックまでできて、BIMに特化したCADソフトです。
でも、その一方で…
「高いらしいよ」
「個人じゃ手が出せないかも」
「無料で使える方法ってないのかな…?」
なんて声もよく聞きます。
実際、私もそう思ってました。
設備施工図は描いているけど、BIMも視野に入れてRebroを学んでおきたい。
でも個人で買うには高いし、練習用に使えたらいいのに…と、ずっと気になっていました。
「ちょっと練習してみたいだけなのに、どうにかならないの〜?」って。
同じくそんなふうに思って、検索してみた方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなRebroについて、「無料で使える方法ってあるの?」という素朴な疑問に、私の体験もまじえながらお話ししてみたいと思います。
結論:Rebroを完全に無料で使うのは難しい。でも方法がゼロではない
最初に言ってしまうと、
Rebroは 「誰でも自由に使える無料ソフト」 ではありません。
Jw_cadみたいにダウンロードしてすぐ使えるわけでもないし、BricsCADみたいにお試し期間が長いわけでもないんです。
でもね、「まったく可能性ゼロか?」って言われたら、そうでもないんですよ。
実は、ちょっとしたきっかけで無料で使えるチャンスがあるんです。
フリーランスの私が実際にRebroを使えるようになった話
少し前の話になりますが…。
私はふだんTfasで施工図を描いてるんですけど、現場でもRebroの話題が増えてきて、
「これは、使いこなせるようになった方がいいかも…」って思い始めたんです。
ただ、個人で買うにはお値段が…。
そこで(Auto CADのみたいに無料の体験版がないかなぁ~)と思って、Rebroの公式HPを隅々まで見まくっていました。
すると目に留まったのが「社内教育用Rebro」という文字。
ただし、Rebroを導入した会社じゃないとダメ。
そこで思い切って、いつもお世話になってる会社に聞いてみました。
(最近Rebroを導入したと耳にしていたので)
「あの…もし可能なら、社内教育用Rebroを、私にも使わせていただけないでしょうか?」
ダメ元だったので、最初から(無理だろうな)と諦めていました。
ところが何と!
「いいよ、総務に言って手配しとくから。」
って、あっさりOK。
「現場で即戦力になるなら」と、快く協力してもらえました。ありがたいっ!
しかも、後から聞いた話ですが、
その時点では、その会社の方も社内教育用ライセンスの存在を知らなかったそうで…。
私が「使わせてもらえませんか?」とお伺いを立てたことで、初めてその制度を知ったらしく、逆に感謝されてしまいました。
その後、他の社員の分も含めて、まとめて10数個のライセンスを取得したそうです。
社内教育用ライセンスってなに?
Rebroには「法人向けの教育用ライセンス」があります。
これは学校向けではなく、企業内での人材育成や社内研修を目的としたものです。
会社の裁量次第で、私のような業務委託のフリーランスでも、教育用ライセンスを使うことが可能でした!
もちろん、すべての会社がOKしてくれるわけではありません。
でも、「Rebroを覚えて仕事の幅を広げたい」という前向きな姿勢があれば、快く応じてくれる会社が他にもあるかも知れませんね。
それでも無理な場合は?Rebroには月額プランがある
「そうはいっても、自分にはそんな風に頼める会社がない…」という方もいらっしゃるかと思います。
でもご安心を!
実はRebroには、買い切りだけではなく、月額のサブスクリプションプランも用意されているんです。
【2025年最新】Rebro月額レンタルプラン
プラン名 | 利用料金(税込) | ライセンス形態 |
---|---|---|
Rebro レンタル 1ヶ月版 | 16,500円/月 ※オプション付きは22.000円/月 |
一般向け(商用利用可) |
Rebro レンタル 12ヶ月版 | 198,000円/年(1ヶ月あたり16,500円相当) | 長期利用割引あり |
これは公式にNYKシステムズさんが提供しているもので、個人・法人問わず契約可能です。
「3D CADって高いんじゃないの?」というイメージが強いRebroですが、Tfasのサブスクが月額3万円以上することを考えると、Rebroの月額16,500円は、実は比較的お手頃な設定だったりします。
いきなり買うのは不安。だからこそ月額プランはありがたい
CADって、いきなり高額ソフトを買うのって、やっぱり勇気いりますよね。
「自分に合うかまだわからない」
「本当に使いこなせるのか不安」
「できれば仕事が入ってからお金を払いたい」
そんなときに、このRebroのレンタルプランはぴったりです。
たとえば、「3ヶ月だけ集中して練習したい」とか、「案件があるときだけ使いたい」とか、必要な時期だけ契約できるのが、すごくありがたいんですよね。
まとめ|Rebroを無料で使う方法、実は「あるかもしれない」
今回、いろいろ調べたり実体験を通して思ったのは、「Rebroを無料で使う方法」は、確かに簡単ではないけれど、チャンスはゼロじゃないということです。
- 社内教育用Rebroを活用できる会社と関われれば、無料で学べる
- 相談次第では、フリーランスでも協力してもらえることがある
- 無理でも、月額22,000円〜で正規に使える方法がある
- Tfasと比べると、Rebroの月額は案外リーズナブル
これから「設備系CADのスキルを一歩先に進めたい」と思っている人にとって、Rebroは本当にお勧めです。
この情報が、「Rebroを学びたいけど、費用が心配…」という方の背中をそっと押せたら嬉しいです。